まあ思いついたことをつらつらと書き綴っています(写真は奥多摩から見た富士山)。


by M.M@Kanagawa
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このほど,シャープがPC関連事業からの撤退を表明し,ハードウェアの製造販売で一歩後退することとなりました。

【関連情報】
シャープ パソコン撤退(テレビ東京=動画つき)
シャープ:パソコン事業撤退 昨年末、生産中止(毎日.jp:2010年10月22日)
シャープ、パソコン生産撤退=新型端末とコンテンツ配信を強化(ウォールストリートジャーナル:2010年10月22日4:10)

シャープというとノートPC「メビウス」で一世を風靡したことで知られていますが,そういえば最近家電量販店で「メビウス」などのシャープ製PCをお見かけしていなかったので,実質的なPC関連事業からの撤退の決定は,かなり前からなされていたのでしょうね。
毎日新聞の記事を見ても,PCの生産は昨年末に中止していたということですから,今回の報道は昨年におけるシャープの経営判断を再確認したというところなんでしょうね。

いずれにせよ今回のシャープの決断は,戦略的方向性の転換として一定の好評価を得られるのではないでしょうか。
PC関連事業にしがみついて多くの在庫と多額の負債を抱えるよりは,時代の移り変わりに対応して戦略の見直しを図るのは賢明だったと私は思います。

現在のPC市場の動向を見ても,ASUSTekの日本市場進出あたりから割高な国内メーカー製PCよりも,性能的には遜色なく安価な外国メーカー製のほうに需要が高まっています。
PC自体が以前の「高価な精密機械」というイメージを払拭して,家電製品的なイメージをもたれるようになってきたのも大きいと思います。

PCの償還サイクルも携帯電話並みに短くなっているという印象もあります。

少し前のネットブック流行によってPCを購入した人たちは,そろそろ新しいPCに買い換えようかと思い始めているころだと思います。
ネットブックの販売が急上昇していた2~3年前はE-MobileがPC購入金額負担(本当はPC代金は月額通信料に加算されているんですけどね)をうたって,自社の無線回線利用サービスの普及を促進していた時期にあたり,このころ契約した人たちがちょうど契約満了を迎えるので,それにあわせてPC買い替えを検討するようになったと考えられます。

こういう人たちが求めているのは,2~3年ぐらい持てばよいPCなので高性能で高価なPCではなく,そこそこ満足できる性能の安価なPCです。
まさに,携帯電話の機種変更と同じノリだったりします。

その需要にマッチしたPCを提供しているのが海外メーカー製PCで,そちらの方に需要が流れているということが,今回のシャープのPC事業撤退と密接に関連していると思います。

他社製品との差別化の問題についても言及していたようですが,確かにどのPCもあまり大きな差異が感じられないというはあると思います。
そういう中で,生き残っていくのは至難の業というのがシャープの判断だということです。

私の場合,以前から国内メーカー製PCにはさほど魅力を感じなかったので,これまでずっと海外メーカー製を使い続けてきました。
実は,国内メーカーはやたらと使いもしない余計なソフトをインストールして値を吊り上げていたりしたので,そういうところが気に入らなかったというところがあったというのもありますが…。

同じスペックのPCでも海外メーカーの方が圧倒的に安いですし,そっちへ流れるのは当然かと。

このような流れの中で,果たして国内家電メーカーによるPC市場確保は可能なのか?

次は富士通あたりがPCのハード部門撤退を表明しそうな予感。
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by mmwsp03f | 2010-10-22 10:21 | 経営・経済事情