まあ思いついたことをつらつらと書き綴っています(写真は奥多摩から見た富士山)。


by M.M@Kanagawa
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

タグ:フェースブック ( 1 ) タグの人気記事

ウォールストリートジャーナル日本版のウェブ記事の中で,ちょっと気になるものを発見。

それは,利用者数(会員数)が5億人超といわれているフェースブックの商品開発担当副社長クリス・コックス氏に関する記事で,彼が担う商品開発戦略に関する基本理念がそこで語られていました。

【関連情報】
フェースブック、人との交流を重視(ウォールストリートジャーナル日本版:2010年10月12日10:02 JST)

記事の中では,フェースブックの開発戦略についてコックス氏の発言を引用して,次のように語られていました。
「問題に対してアルゴリズム的な解決法を探ろうとするのはあまりにも簡単だが、大事なのは対象がコンピュー ターではなく、人間だということだ」と語った。その上で、同社が技術的なソリューションよりも、よりソーシャルなソリューションの開発を重要視する姿勢を明確にした。
この「ソーシャルなソリューション」というのは,いかにして利用者同士の使い勝手を意識して必要な機能を付加していくかを考案することと,私は理解しました。
そのことを表しているのが,記事中の下記の部分。
 同副社長はこう語る。「フェースブックは友人を1つの場所に集められないという問題を解決した一方で、すべての友人を1つ の場所に集めてしまうという問題を作り出した。自分にとって何か深刻なことが起こったらすべての友人に知らせたいと思うだろうが、例えば『マラソンをしてとても気持ちよかった』みたいな、より限定的な内容については、一部の友人にだけ知らせたいだろう」。
つまり,情報の種類に応じて発信する対象者を限定的に選択するということ。

現在のソーシャル・メディアは,フェースブックに限らずツィッターでもそうですが,自分のフォロワーすべてに無差別に情報を発信していて,フォロワーを限定して発信する機能が弱いということがあります。

そのような不備を改善し,よりユーザビリティな仕様に改善していきましょうというのが,その趣旨ということになります。

このようなユーザー視点での開発構想を持つ企業というのは,非常に優れた企業であるといえるでしょう。

この点については,ツィッターでもつぶやいておりますので,それを下記に併記しておきます。
「大事なのは対象がコンピューターではなく、人間だ」というフェースブックのクリス・コックス副社長の主張は尤も至極。開発担当者は意外にこのような視点が抜けていることが多い RT @WSJJapan: フェースブック、人との交流を重視 http://bit.ly/c0SEOU

コンピュータ関係の開発者に限らず,エンドユーザーを意識せずに商品開発やサービスを普及させようとしている企業や現場担当者は多い。例えば,音声案内による電話交換システムがその典型。自分たちが対応しやすいように顧客を誘導しようという企業側の都合によって考案されたもの。

音声案内のメッセージを聞くことで時間をとられ,担当者が出てくるまで時間がかかる(即出てくる場合もあるが)。しかも,メッセージの指示に従ってダイヤルキーを押すのは1回ではなく2回以上。「ただいま混み合っています」で電話を切られることもある。有料回線への接続の場合は時間と料金の無駄。

このような管理する側の都合で開発された商品やサービスは,得てして使い勝手が悪い。実際に管理する側の人間が使ってみれば,その問題点がわかるのだが,そういう手間はなぜか惜しむという傾向が見られる。結局,ユーザー視点に立てない企業はユーザーからの指摘を素人の戯言として顧みないのが問題。

自分がユーザーになってみて初めてわかる自社の商品・サービスの問題点は多々あると思う。自発的に自社の商品・サービスをユーザー目線で検証し,改善点を見出そうとする企業は本当に良い企業だろう。就職の際には,そのような視点から見ていくと,その企業の本質がわかってくるのではないだろうか。

現在,あたりまえに各企業で導入されているユーザーサポートですが,その運営については必ずしもユーザー目線であるとは言えない対応が見受けられます。
サポート対応が多いユーザーを,ただ件数が多いというだけで「クレーマー」に分類していたり,「分らず屋」だと切り捨てるような対応を見かけたことがあります。
それは,何が問題でそのようなクレームが来るのかということを認識する機会を自ら放棄していることになります。

面倒くさいことを避ける傾向から自らの問題点を直視しないということは,後々その会社の評価の失墜,客の減少という事態につながることになります。

やはり,企業イメージの向上・維持はユーザビリティを意識した商品・サービスの提供ということが言えるのではないでしょうか?

【ブックマーク】
IT / フェースブック、人との交流を重視 / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com IT /   フェースブック、人との交流を重視 /    The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com(はてなブックマーク)
IT / フェースブック、人との交流を重視 / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com(Yahoo!ブックマーク/My Bookmark)
[PR]
by mmwsp03f | 2010-10-12 13:03 | 経営・経済事情