ロシアン・マイナー・クラシック音楽の祭典
2012年 02月 27日
この度も、マイナーなクラシック音楽の普及に尽力されているオーケストラ・ナデージダのシーズンがやってまいりました。
ということで、今回も定期演奏会に行ってまいりました。
今回の会場は、これまでの小田急線狛江駅前の「狛江エコルマホール」からJR渋谷駅から5~8分ぐらいのところにある「渋谷区文化総合センター大和田」の4階にある「さくらホール」というところに移りました。
渋谷駅から国道246号線を越えたところにある日本経済大学渋谷キャンパスの南の向い側にあります。
場所は下の地図のとおり。
演奏会で取り上げるのはマイナーな作品ですが、場所は狛江というマイナーどころから渋谷という超メジャーどころに鞍替えです。
さて、今回の曲目ですが、オーケストラ・ナデージダの公式サイトにあります通り、オール・ロシアン・プログラムで、みーんな日本ではなじみのない作曲家ばかり。
実のところ、マイナー名曲好きな私も聴いたことのない作品が2曲あります。
この度の公演でもっとも楽しみにしていたのがグリエールのハープ協奏曲で、親しみやすい旋律とハープの柔和な美しい音色が十二分に生かされた名曲です。
ソリストの津野田 圭さんはおしなべてよい演奏で、ソロの部分では聴き惚れてしまいました。
2曲目がボリス・チャイコフスキー(かの有名なピョートル・イリイチ・チャイコフスキーとはまったく無関係の人)のクラリネット協奏曲。
この曲は第1楽章がゆったりとした叙情的な曲で、第2楽章は30%ショスタコーヴィチ、第3楽章は70%ショスタコーヴィチっていう按配な感じ。
オケの編成がちょっと変わっていて3管編成、といっても管楽器はソロのクラリネットを除いてトランペットだけが3本。
ソリストのジョン・ヒクソンさんは、なかなか大きくて体格のいい人で、その身体から予想したとおりのパワフルな音色を響かせておりました。
さて、トリのミャスコフスキー交響曲第5番ですが、これがちょっと曲者で、テンポ取りを間違えると崩壊してしまいそうな危うさがあったりします。
曲自体は叙情的で、2楽章だか3楽章はなんとなくリムスキー・コルサコフをイメージさせるようなロシア民謡をベースにしたかのようなフレーズが登場してきたりして、あーロシアの曲だなあと実感できると思います。
この定演で取り上げられた曲はすべてCDが発売されていますので、おうちで聴くこともできます。
ミャスコフスキーなどは全27曲の交響曲を収録したアルバムも発売されていたりします。
■ミャスコフスキー交響曲全集(エフゲニー・スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立交響楽団、CD16枚組)
最後にアンコールでは、チャイコフスキーという名前を見て、有名なほうの曲と思ってこられた方がいると思うので・・・と指揮者の渡辺新さんの口上(客席から笑いが・・・)があった後、「悲愴」の第3楽章が演奏されました。
これがなかなかの爆演で、これで終わりだーという開放感からか、団員の皆さん思いっきり演奏されていたようです。
次回の定演では、有名なほうのチャイコフスキーのマイナーな曲(ピアノ協奏曲第3番)が用意されているという念の入れよう。
なかなか、楽しませてくれるオケですよね(笑。
ということで、今回も定期演奏会に行ってまいりました。
今回の会場は、これまでの小田急線狛江駅前の「狛江エコルマホール」からJR渋谷駅から5~8分ぐらいのところにある「渋谷区文化総合センター大和田」の4階にある「さくらホール」というところに移りました。
渋谷駅から国道246号線を越えたところにある日本経済大学渋谷キャンパスの南の向い側にあります。
場所は下の地図のとおり。
演奏会で取り上げるのはマイナーな作品ですが、場所は狛江というマイナーどころから渋谷という超メジャーどころに鞍替えです。
さて、今回の曲目ですが、オーケストラ・ナデージダの公式サイトにあります通り、オール・ロシアン・プログラムで、みーんな日本ではなじみのない作曲家ばかり。
実のところ、マイナー名曲好きな私も聴いたことのない作品が2曲あります。
この度の公演でもっとも楽しみにしていたのがグリエールのハープ協奏曲で、親しみやすい旋律とハープの柔和な美しい音色が十二分に生かされた名曲です。
ソリストの津野田 圭さんはおしなべてよい演奏で、ソロの部分では聴き惚れてしまいました。
2曲目がボリス・チャイコフスキー(かの有名なピョートル・イリイチ・チャイコフスキーとはまったく無関係の人)のクラリネット協奏曲。
この曲は第1楽章がゆったりとした叙情的な曲で、第2楽章は30%ショスタコーヴィチ、第3楽章は70%ショスタコーヴィチっていう按配な感じ。
オケの編成がちょっと変わっていて3管編成、といっても管楽器はソロのクラリネットを除いてトランペットだけが3本。
ソリストのジョン・ヒクソンさんは、なかなか大きくて体格のいい人で、その身体から予想したとおりのパワフルな音色を響かせておりました。
さて、トリのミャスコフスキー交響曲第5番ですが、これがちょっと曲者で、テンポ取りを間違えると崩壊してしまいそうな危うさがあったりします。
曲自体は叙情的で、2楽章だか3楽章はなんとなくリムスキー・コルサコフをイメージさせるようなロシア民謡をベースにしたかのようなフレーズが登場してきたりして、あーロシアの曲だなあと実感できると思います。
この定演で取り上げられた曲はすべてCDが発売されていますので、おうちで聴くこともできます。
ミャスコフスキーなどは全27曲の交響曲を収録したアルバムも発売されていたりします。
■ミャスコフスキー交響曲全集(エフゲニー・スヴェトラーノフ/ソヴィエト国立交響楽団、CD16枚組)
最後にアンコールでは、チャイコフスキーという名前を見て、有名なほうの曲と思ってこられた方がいると思うので・・・と指揮者の渡辺新さんの口上(客席から笑いが・・・)があった後、「悲愴」の第3楽章が演奏されました。
これがなかなかの爆演で、これで終わりだーという開放感からか、団員の皆さん思いっきり演奏されていたようです。
次回の定演では、有名なほうのチャイコフスキーのマイナーな曲(ピアノ協奏曲第3番)が用意されているという念の入れよう。
なかなか、楽しませてくれるオケですよね(笑。
by mmwsp03f
| 2012-02-27 00:25
| HP(クラシック)