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まあ思いついたことをつらつらと書き綴っています(写真は奥多摩から見た富士山)。


by M.M@Kanagawa
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スウェーデンのモーツァルト

自分のブログ記事を改めて眺めてみると,まあ長い長い…。

よくまあ,こんなにつらつらと書き綴っているものだと,このブログをご覧の皆さんは思っているんだろうなあ…。
ブログはじめたばかりで,あんまり飛ばしていると息切れする可能性も否定できませんね。
と,いったところで,今日はいつもよりは短縮バージョンでいきましょう。

本日の話題は,「スウェーデンのモーツァルト」と呼ばれているらしきヨーゼフ・マルティン・クラウスという作曲家についてです。
「スウェーデンのモーツァルト」という異名を得ているだけあって,作風が似ています。

私はクラウスのCDを2枚(共にNAXOS盤)しかもっていないのですが,そのうちの1枚はすべて短調の作品を収めた作品集。

クラウス:交響曲集 第3集

スンドクヴィスト / Naxos

ペッテル・スンドクヴィスト指揮スウェーデン室内管弦楽団

・交響曲嬰ハ短調VB140
・交響曲ハ短調VB148
・序曲ニ短調VB147
・交響曲ホ短調VB141

スコア:


短調ばかりだから暗めの曲ばかりかというとさにあらず。
1曲目は,まさしくモーツァルト的。しかし,少々違和感が…。
それはどうやら,モーツァルトが好んで用いなかったという嬰ハ短調という調性による曲だからかもしれません(マーラーの交響曲第5番が嬰ハ短調ですが,この調性はかなり悲劇性を帯びる調性のようです)。
だけど,最終楽章なんかはわりと快活でいい感じでした。

2曲目の交響曲ハ短調は,葬送交響曲と呼ばれるだけあって暗いです。
暗殺されたスウェーデン国王グスタフ3世の死を悼んで作曲されたそうで,初っ端からドラムがドロドロと静かに奏でられる葬送行進曲風の旋律が流れてきます。
全曲を通じて暗いけれど,暗さに徹し切れていないという感が無きにしも非ず。
まあ,あんまりどよ~んとした作風よりはいいでしょう。

このアルバムは,全体的にはやはり暗めですかね。
もうちょっと明るめなほうが良いというのであれば,こちらをお勧め。

クラウス:交響曲集 4

スンドクヴィスト / Naxos


モーツァルト好きの方であれば,恐らくクラウスは気に入ることでしょう。
ちょっとしたBGMとしても良いのではないかと思います。

それほど難しい奏法を用いた作品というわけでもなく,交響曲とはいっても短め曲ばかりですし,重すぎもせず軽すぎもせず,プログラムの中間に箸休め的に演奏してもよいのではないかと思います。

アマオケで,チャレンジしてみようという方は是非,演奏してみてください。

【独白】
短めにとかいいながら,結構長めになっちまった…(チッ
by mmwsp03f | 2010-05-11 19:46 | HP(クラシック)