まあ思いついたことをつらつらと書き綴っています(写真は奥多摩から見た富士山)。


by M.M@Kanagawa
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観光資源としてのマンガ

漫画家ゆかりの地で「マンガ」を観光資源として活用するというのは,ここ10年ほど流行りのようになっていますね。

それだけ,「マンガ」が文化として日本社会に根付いてきていることを表していると言えます。

有名なところでは,宮城県石巻市の「石巻マンガロード」や島根県境港市の「水木しげるロード」などがありますが,このほど神奈川県下でもそれに類するイベントが繰り広げられています。

1つは,今年の3月9日の『ドラえもん ひみつの博物館』映画公開にあわせて昨年より箱根にて展開されている「映画ドラえもん スタンプラリー攻略の旅」という催し(これは,小田急電鉄グループの仕掛けのようです)

そして,もう1つは,小田急のイベントに対抗するためなのか,それとも便乗なのか,そこいらヘンはちょいとわからないのですが,「江ノ電 沿線展まんが祭り」という催しが3月7日~31日までという短期間で行われています。

【関連情報】
映画ドラえもん スタンプラリー攻略の旅(箱根ナビ)
江ノ電 沿線10(展) まんが祭り(江ノ島電鉄)

箱根のドラえもんイベントは,どうやら映画の「ひみつの博物館」つながりで,箱根の美術館や博物館めぐりや,それに伴う交通機関の利用促進を狙っているようです。

ここでちょっと疑問に思うのが,藤子不二雄ミュージアムがある小田急線向ヶ丘遊園駅が一枚かんでいないってところ。
ちなみに,藤子不二雄ミュージアムは最寄り駅の向ヶ丘遊園駅からバスで15分ぐらいの非常に不便なところにあります(昔,駅名にもなっている向ヶ丘遊園があったところで,今は生田緑地の一角になっています)。

正直,ここの駅は近くに大学(明治大学,専修大学,聖マリアンナ医科大学など)があるから,そこそこもっている町で,いまいち活気がないんですよね。
町の活性化をはかるのであれば,こういうイベントに乗っかるのが普通だと思うんですけどね。

なんででしょう?
そこは大人の事情ってやつがあったりするんですかね。

一方の江ノ電のほうは,「江ノ電鉄道開業110周年・バス開業85周年」事業の一環として,10人の漫画家が参加するイベントとなっていますが,なぜこの10人なのかは明らかではありません。
ただ,うち4人は料理関連のマンガで知られる漫画家さんなんで,食い物関係のアピールも狙っているのかな?

鉄道会社主催のイベントなんで,当然のことながら「車内がギャラリーになります」っていうこともやっていたりします。

ただ,小田急にしろ江ノ電にしろ,一過性のイベントとしてマンガを利用しているだけなのが残念なところ。

こういう扱いでは,マンガを観光資源として活用することは難しいんじゃないかと思います。

「石巻マンガロード」や「水木しげるロード」のように,好きな漫画家のゆかりの地を訪ねるといったプレミア感,いわゆるそこにしかない「ならでは」のものがありません。

つまり,箱根は「ドラえもん」でなくとも他のマンガでもいいわけですし,江ノ電もこの10人の作家以外でも別にかまわないわけです。
特に,江ノ電は開催期間が非常に短いので,企画が浸透する前に「ハイ,終了」となる可能性があり,なんとなく中途半端な感じがしなくもありません。

マンガを観光の呼び物にしたいのであれば,永続性やプレミア感って重要だと思います。

てなわけで,ドラえもんイベントをやるんであれば,藤子不二雄ミュージアムのある向ヶ丘遊園でやりなさいってことで…。
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by mmwsp03f | 2013-03-09 22:54 | 観光