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まあ思いついたことをつらつらと書き綴っています(写真は奥多摩から見た富士山)。


by M.M@Kanagawa
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雪山を渡る1(大出山入り口~飯盛山)

前回の「山中湖の富士」の続きです。

前回は山中湖畔で夜明けの富士をバシバシ撮って、白鳥と戯れているところに中国人観光客乱入といったところまでのお話をしましたが、今回は山登りのお話です。

私は、毎年1月1日に「新春一人トレッキング」(あいにくと元日にトレッキングをやろうというツレがいないもんで)を敢行しております。
サボる年もありますが、基本的に1月1日に天気が良ければ山に登って富士山の写真を撮っていたりします。
ここ数年、元日は好天に恵まれ、サボらずに続けられたのは幸いです。

さて、今回のトレッキングルートは、長池山→飯盛山→大平山→平尾山→石割山という5つの山をはしごすることになります。

【関連情報】
山中湖ハイキングコース - 石割山コース(山中湖観光情報)

5つの山と言っても山頂の高低差はそれほどではなく、それぞれが独立した山というよりは、小規模なピークが数カ所連なった一つの山とでも行ったほうが良いと思います。
ガイドブックにも「初級者向け」と表記されていて、一部のちょっと厄介な場所がある程度で難しい登山ルートではありません。
登山道のコンディションが良好ならば…。

数日前から富士五湖では雪が降っていたので、積雪の登山道を登ることになってしまいました。
これまでの元日トレッキングでは幸いな事に雪道を登ることなく、雪が降っていたとしてもちらほらと残雪がまばらに見られる程度で済んでいました。
雪山初体験ということで、積雪がひどければ引き返そうと思ったのですが、意外と行けそうなので、そのまま行くことにしました。

大手山入口から凍結した雪の残るアスファルトの道をそのまま進み、しばらくすると大平山の方向を示す案内板が現われるので、そこからアスファルトの道から逸れるように登山道に入っていきます。

雪山を渡る1(大出山入り口~飯盛山)_d0104959_0201380.jpg「熊出没注意」の表示のある木の右側に足あとが続いているところが登山道です。
まあ、こういう山には「熊出没注意」の標識はよく見かけるのですが、お目にかかったことはありません(そうそうお目にかかるようじゃ困るんですが…)。
でもまあ、実際に山に生息する野生動物に遭遇することは十分あるので、もちろん注意は必要です(クマが近寄らないように鈴の音で自分の存在をアピールするという対策は有名。クマも臆病なので、音がする方にはあまり近づかないようです)。

実はこの石割山コースの途中で猟友会の人と遭遇するのですが、クマでも出るのかと思い聞いてみると、イノシシが出没中だそうで、それを追っているとのこと。
イノシシも十分危険なのでむやみに接近しないことが肝心です。

雪山を渡る1(大出山入り口~飯盛山)_d0104959_042271.jpgで、この登山道に入ると少しの間、塹壕のような道をあるくことになります。ちょっと歩きづらいですが、たぶん積雪がなければ、それほど歩きづらいこともないだろうと思います。

しばらくトレッキングブーツだけで歩いていたところ、やはりうまいこと踏み込めないので、スパイクを装着することにしました。
これによって幾分か歩きやすくなります(とはいえ、雪が溶け出しているところやぬかるんでいるところは、やはり歩きづらい)。

【携帯スパイク】
雪山を渡る1(大出山入り口~飯盛山)_d0104959_0463347.jpg雪山を渡る1(大出山入り口~飯盛山)_d0104959_0512682.jpg
右がトレッキングブーツに装着したところ。つま先にひっかけて、グッと引っ張ってカカトにはめるだけで簡単に装着できます。
山にのぼる場合、こういう装備は雪の有無関係なく携行していくべきですね。

雪山に登るのに、デッキシューズやランニングシューズなどで来ている人がいましたが、最低でもトレッキング用のシューズを履いてくるべきです。
雪山であればなおさらで、トレッキング用のシューズの他にもスパイクまたはアイゼン、登山用のステッキがあると尚良しです(アイゼンは本格的な登山では必須ですが、こういう初級者向けのハイキングコースでも雪が積もっている場合はあったほうが良いです)。

そんなこんなで、歩きづらい雪道をえっちらおっちら進んで最初の目標地点である飯盛山山頂に到着です。

【飯盛山からの富士】
雪山を渡る1(大出山入り口~飯盛山)_d0104959_1243449.jpg

下に見える湖が山中湖です。
なかなか良い眺めですが、これから先進んでいくに従って段々と眺望が良くなっていきますよ。

では、今回はこの辺で…。
次回には、もっと良い富士山の景色をお目にかけたいと思います。
by mmwsp03f | 2014-01-04 01:32 | 観光