まあ思いついたことをつらつらと書き綴っています(写真は奥多摩から見た富士山)。


by M.M@Kanagawa
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死に至る?コーヒー嗜好

エキサイトに掲載されていたコラムに、「コーヒーを飲みすぎると死んじゃうかもよ」っていうような内容の記事が掲載されていましたので、ちょっとご紹介。


「コーヒー飲み過ぎ」で死に至る?知らない危険な落とし穴(美レンジャー=エキサイトニュース)


まあ、よくあるコーヒー不健康論の一種なんですが、コーヒーに含有されるカフェインの過剰摂取が健康を損ね、死に至る場合もあるとか書かれてあり、コーヒーをよく飲むコーヒー好きは「死に至る病」にかかっているとでも言いたげな様子。

ところが、このコラムの筆者が「お茶やコーラ、カカオなどにも含まれています」と書いているように、別にコーヒーに限ったことじゃなく、カフェインを含む嗜好品全般で過剰摂取は不健康の元と言っているに過ぎません。
カフェインの含有量はお茶のほうが多いのに何故かコーヒーをネタしているという不自然さ。

それにコーヒー飲みすぎで死んだっていう人(つまり死因がコーヒーの飲みすぎ)って聞いたことないんですけどね。
耳にすることがないということは、主な死因がコーヒーではないか、非常にまれなケースとしてコーヒーの飲みすぎで死んだ人がいるということなんでしょうね。

そんなレアケースを持ち出して、「『コーヒー飲み過ぎ』で死に至る?」というタイトルにして、内容もコーヒーに限定しているということは、そのほうが読者が記事に食いつきやすいからなんでしょうね(そんなことよりも、疲れているからとドリンク剤を過剰に摂取するとか、栄養を一緒に補給とかいって薬と一緒にドリンク剤を飲むほうが問題だと思いますけど…)。

それとも、このコラムを書いている人はコーヒー嫌いなんですかねとか邪推してしまったりして…。

過去にもコーヒー嫌い(というよりはコーヒーの不健康さを頑なに信じていた)で、コーヒーの害悪を実証しようとした人がいます。

私の記憶が正しければ、それはデンマーク王のクリスティアン2世で、コーヒーを飲み続ければ早死にすると信じていた彼は、自分の主張が正しいことを実証するためにある実験を思いつきました。

彼は臣下に命じて、監獄に収容されている囚人のうち、とびっきり健康な者を二人連れてこさせて、一人には紅茶、もう一人にはコーヒーを毎日必ず飲み続けることを命じ、それ以外の飲料を採ることを禁じました(たしか、水はOKだったと思います。そして、この二人の健康状態は、毎日宮廷の医師がチェックすることになっていました)。

クリスティアン王は、いわゆる人体実験ってやつ(しかもすんごく長い期間がかかる)をやろうとしていたわけです。

とはいえ、王様はこの実験結果を見ることなく先に逝去してしまうことになります。

そうなると、実験の行方が気になるところですが、本来なら言いだしっぺが死んじゃったら実験中止となるところなんですが、その後も決着が付くまで実験は継続されたそうです。

よくやるよ…。

そして…。

ココまできて、勘の良い読者の方はお分かりかと思いますが、コーヒーを飲み続けていた囚人が最も長生きしたというのがオチです(この逸話はわりかし有名で、過去にマンガにもなっているのですが、何故かググってもヒットしません)。

適切に飲んでいればコーヒーは害悪ではないし、ましてや主な死因になるようなことはないわけですが、こういう不安を煽るような記事っていうのもどうかと思うんですよね。

たしかに薬との「飲み合せ」で体調不良になりますし、その点の啓蒙は必要なんですが、度を過ぎた警鐘というのはどうも信用ならんですね。

コーヒーも記事も何事も…

教訓: 「薬も過ぎれば毒となる」・「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
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by mmwsp03f | 2012-03-25 10:48 | 日々雑感