バッテリーも腹八分が長生きの秘訣
2011年 09月 17日
腹八分に医者要らず
【意味】大食いをせずにいつも腹八分でやめておけば健康でいられるということ。(大辞泉)
これは,「暴飲暴食は控えましょう」という意味合いの標語として「腹八分目」という短縮型でよく使われる慣用表現ですよね。
腹パンパンになるぐらいに飲み食いをしていると,胃や腸に負担がかかるだけでなく,心臓・肝臓・腎臓等の機能にも悪影響を及ぼすようになるというのは医療関係者だけではなく,一般の人たちの間でも今や常識となっていますよね。
ただ,この「腹八分…」というのは,我々人間などの生物に限ったことではなく,機械類にも当てはまる事象らしいんですね。
実は,日経PC21の10月号に,「駆動時間2割増! 寿命も延ばせる!バッテリーを長持ちさせる」という特集が掲載されていて,そこにはバッテリーをフルに充電させ続けると,寿命が縮むという趣旨の内容が書かれてありました。
充電と放電を繰り返すことによって電池の性能が落ちていくというのは,蓄電池一般に見られる現象なのですが,このうちバッテリーをフルに充電させた状態で電源をつなぎっぱなしにしていると,想定されていた期間よりも早くに寿命が来てしまうらしいのです。
日経PC21によれば,バッテリーの保存状態によっては寿命を若干延ばすことができるそうで,そのコツとしては,
(1) 40度を超えるような高温になるようなところに放置しない(車の中に長時間置きぱなしというのはNG。放熱口にモノを置いたりして熱風を逃がさないようにするのもNG)
(2) フル充電状態を維持することなく,電源につないで使用する場合はバッテリーを外す。
(3) バッテリーを使用する場合にもフル充電にせず,80%程度に抑える。
(4) バッテリーをPCから外して長期間保管する場合は,50%充電にして涼しい場所に置いておく。
ということだそうです。
暑いとバテて性能をフルに発揮できないのは人間も同じ。
また,暴飲暴食を繰り返せば長生きできなくなるところも似ていますね。
まあ,「足るを知る」ってところが人間だけじゃなくて機械も長生きさせるコツってことなんでしょうね。
ノートパソコンをお使いの方で,バッテリーを外さないで電源使い続けている場合は,家電量販店で展示しているように,バッテリーは外して置いたほうがよいですよ。
【関連情報】
■日経PC21(日経BP社)
by mmwsp03f
| 2011-09-17 16:40
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