まあ思いついたことをつらつらと書き綴っています(写真は奥多摩から見た富士山)。


by M.M@Kanagawa
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萌えキャラ化の効果

Excite!が配信しているニュースの中で,なかなか面白いものがあったので今回取り上げてみたいと思います。
それは,中国人が日本人や日本を蔑んで呼んでいる「日本鬼子」や「小日本」を,逆に萌え系の漫画キャラクターにしてネット上に公開した人がいるという話題。

【関連情報】
「日本鬼子」が美少女に大変身 中国ネットユーザー唖然(1)(中国社会 - エキサイトニュース)
「日本鬼子」が美少女に大変身 中国ネットユーザー唖然(2)(中国社会 - エキサイトニュース)
日本鬼子ぷろじぇくと まとめ@Wiki

当の萌え系キャラの画像は,「日本鬼子ぷろじぇくと」というサイトで見ることが出来ます。
主題歌入りのイメージソングまでつくられています。
派生系のキャラクターが多数作られているようで,三頭身ぐらいのミニサイズのかわいらしいものまであるようです。

これってすごくユーモアがあっていいと思うんですよね。
相手の罵りや蔑みを受け流して,逆にそのような悪意を抱くことがバカらしくなるような返しになっていると思うのは私だけでしょうか?

相手の尊大で悪意ある対応に,同じように敵意むき出しで向かっていったら当然衝突が起こりますし,問題をこじれさせる一方です。

それを萌え系キャラにしてしまうことで,相手の悪意や敵意を無意味化してしまおうという意図がみられ,このキャラクターを創出した人はなかなか考えているなと感心しました。

このキャラクターが浸透すれば,「日本鬼子」や「小日本」という言葉を発するたびに,この萌え系キャラが頭に浮かんできて,悪意や敵意も萎え萎えになることだろうと思います。

中国側では,「これはしてやられた」的な反応と「バカにしているのか?」的な反応に大きく分かれているようです。
「これはしてやられた」的な反応をしている人たちの中にも,「日本鬼子」萌え系化のもたらす効果を理解している人がいるようで,「一本取られたな」というようなコメントがネット上で見られたそうです。

「バカにしているのか?」的な反応をしている人々(どうやら多数派の模様)は,この萌え系キャラの意図と効果が理解できていないようで,単純にあきれた様子を示しているようです。
だけど,それほど大きな反発というわけでもなさそうです。

この記事を書いたライターさんは,「日本のマンガオタクたちが叩きつけた『萌え』という挑戦状にそれほどの効果はなかった」とコメントされていますが,この方もどうやら萌えキャラ化がどのような意味を持つのか理解されていないようですね。

そういえば以前,アメリカ人による日本人の蔑称である「ジャップ」を,自虐的なパロディとして使った筒井康隆が「ジャップ鳥」という小説を著していたのを思い出してしまいました。

今回の萌えキャラ化は「ジャップ鳥」とは系統が違いますが,これも充分パロディの要素を盛り込んでいるといえましょう。
このようなパロディの精神は,日本のオタク文化にも受け継がれているということなんでしょうか。
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by mmwsp03f | 2010-12-20 00:24 | 政治・国際事情