言葉遣いの裏にある真実
2010年 07月 30日
ビジネスにおいては,たとえ同僚であっても相手をののしる,侮蔑的な表現や威圧的言辞を弄するなどの行為はご法度とされているものですが,有名企業・大企業でも意外にこの常識が守られていないところがあります。
アメリカ有数の証券会社ゴールドマン・サックスで,そのような不適表現を駆使したお世辞にも上品とはいえない社内メールがやり取りされていたそうです。
■メールの“汚い言葉”禁止 ゴールドマン全従業員に【社会総合 - エキサイトニュース】
ゴールドマン・サックスは今年の4月にアメリカ証券取引委員会(SEC)により,サブプライムローン取引における証券詐欺容疑で提訴され,上院の公聴会でその点をかなり厳しく追及されました。
この際のゴールドマン・サックスの「空売り」手法と共に経営陣の証言内容にもかなり批判が集中していたようです。
【関連情報】
■ゴールドマンCEOら米公聴会開催 強欲体質の象徴を標的(産経ニュース,2010.4.28)
■空売り益「ほんの470億円」 公聴会でゴールドマン側(Asahi.com,2010年4月29日)
この公聴会の際に,トレーダーたちの社内メールが証拠として取り上げられたそうなのですが,その内容がひどいのなんのって,下品な表現のオンパレードだったらしいのです。
それが一般にも公表されてしまったものだから,かなり国民からの突き上げを受けたようです。
そこで「汚い言葉」禁止令が発せられたとの事ですが,ちょっとまて!
ゴールドマン・サックス経営陣は,本質的なところが何もわかっていない。
なぜ「汚い言葉」が,日常的に社内の人間によって発せられていたのか,その点を追求しなければ何も解決しやしない。
「ののしりや汚い言葉」をやり取りがされているということは,社内にすさんだ人間関係・職場環境が存在することの現れです。
「ののしりや汚い言葉」が使われていたことの背景として考えられるのは,
(1)相手を見下し,自らの主張を押し通そうという傲慢な考え
(2)自分が相手よりも優位に立ちたいという願望
(3)日常的に忙しく,追い詰められる中での心理的な余裕の喪失
(4)慣例として不適表現の使用を許容する企業文化
などがあります。
特に,サブプライムローン問題との関連で見た場合,投資家を犠牲にしても自社の利益を確保する姿勢は(1)と(2)に通じるものがあります。
ただ「汚い言葉」を禁止して言葉遣いを改めるなどという布告を出した程度で,国民の批判を回避して事態が改善できると考えているようでは,まったくダメですね。
表側だけ体裁をつくろっているようでは,良い企業とはいえませんし,その程度のことで批判を回避できるという考えでいるようでは経営者失格です。
つまり,何事も自社(自分)優位,特権意識の保持という根本的な姿勢を正すことが何よりも先決で,それがゴールドマン・サックスに要求されていることだということです。
企業のモラルハザードが問題視されているのにもかかわらず,特に金融業界は顧客を犠牲にした儲け主義(産経の記事でいうところの「強欲体質」)の傾向が強いのが現状です。
「金融」業界の方々は,他人の金で儲けさせてもらっているという自覚があまりにも欠けているように思えます。
そのことを如実に表しているのがサブプライムローン問題であるといえます。
そして,このような金融業界の体質を如実に表しているのが,実は「ののしりや汚い言葉」であったりするのです。
本当に相手を思いやる心・姿勢があるのであれば,はじめから相手をののしることはありませんし,公の場で問題とされるような「汚い言葉」が発せられることはないでしょう。
ゴールドマン・サックスが目指すべきなのは,「ののしりや汚い言葉」を禁ずることではなく,「ののしりや汚い言葉」が発せされる職場環境の改善なのです。
アメリカ有数の証券会社ゴールドマン・サックスで,そのような不適表現を駆使したお世辞にも上品とはいえない社内メールがやり取りされていたそうです。
■メールの“汚い言葉”禁止 ゴールドマン全従業員に【社会総合 - エキサイトニュース】
ゴールドマン・サックスは今年の4月にアメリカ証券取引委員会(SEC)により,サブプライムローン取引における証券詐欺容疑で提訴され,上院の公聴会でその点をかなり厳しく追及されました。
この際のゴールドマン・サックスの「空売り」手法と共に経営陣の証言内容にもかなり批判が集中していたようです。
【関連情報】
■ゴールドマンCEOら米公聴会開催 強欲体質の象徴を標的(産経ニュース,2010.4.28)
■空売り益「ほんの470億円」 公聴会でゴールドマン側(Asahi.com,2010年4月29日)
この公聴会の際に,トレーダーたちの社内メールが証拠として取り上げられたそうなのですが,その内容がひどいのなんのって,下品な表現のオンパレードだったらしいのです。
それが一般にも公表されてしまったものだから,かなり国民からの突き上げを受けたようです。
そこで「汚い言葉」禁止令が発せられたとの事ですが,ちょっとまて!
ゴールドマン・サックス経営陣は,本質的なところが何もわかっていない。
なぜ「汚い言葉」が,日常的に社内の人間によって発せられていたのか,その点を追求しなければ何も解決しやしない。
「ののしりや汚い言葉」をやり取りがされているということは,社内にすさんだ人間関係・職場環境が存在することの現れです。
「ののしりや汚い言葉」が使われていたことの背景として考えられるのは,
(1)相手を見下し,自らの主張を押し通そうという傲慢な考え
(2)自分が相手よりも優位に立ちたいという願望
(3)日常的に忙しく,追い詰められる中での心理的な余裕の喪失
(4)慣例として不適表現の使用を許容する企業文化
などがあります。
特に,サブプライムローン問題との関連で見た場合,投資家を犠牲にしても自社の利益を確保する姿勢は(1)と(2)に通じるものがあります。
ただ「汚い言葉」を禁止して言葉遣いを改めるなどという布告を出した程度で,国民の批判を回避して事態が改善できると考えているようでは,まったくダメですね。
表側だけ体裁をつくろっているようでは,良い企業とはいえませんし,その程度のことで批判を回避できるという考えでいるようでは経営者失格です。
つまり,何事も自社(自分)優位,特権意識の保持という根本的な姿勢を正すことが何よりも先決で,それがゴールドマン・サックスに要求されていることだということです。
企業のモラルハザードが問題視されているのにもかかわらず,特に金融業界は顧客を犠牲にした儲け主義(産経の記事でいうところの「強欲体質」)の傾向が強いのが現状です。
「金融」業界の方々は,他人の金で儲けさせてもらっているという自覚があまりにも欠けているように思えます。
そのことを如実に表しているのがサブプライムローン問題であるといえます。
そして,このような金融業界の体質を如実に表しているのが,実は「ののしりや汚い言葉」であったりするのです。
本当に相手を思いやる心・姿勢があるのであれば,はじめから相手をののしることはありませんし,公の場で問題とされるような「汚い言葉」が発せられることはないでしょう。
ゴールドマン・サックスが目指すべきなのは,「ののしりや汚い言葉」を禁ずることではなく,「ののしりや汚い言葉」が発せされる職場環境の改善なのです。
by mmwsp03f | 2010-07-30 11:56 | 経営・経済事情 | Trackback | Comments(0)
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