ひとときの邂逅
2010年 05月 23日
今日は,仕事で戸塚にある明治学院大学横浜キャンパスに行ってまいりました。
戸塚というところは,横浜からJR東海道線で約9分というところにありながら,わりと自然が豊かで。駅からちょっと西に行くと緑がより色濃くなっていきます。
そのような緑に囲まれた良好な自然環境の中に明治学院大学のキャンパスがあります。
ところがですね,このキャンパス駅から遠いんですよ。
雨が降っているのにもかかわらず,私は時間に余裕があったので歩いて往復しましたが,徒歩だと片道30~40分ぐらいかかります。
まあ,いい運動にはなりましたが…。
さて,その大学からの帰り道。
マンションが立ち並ぶ通りの交差点に差し掛かったとき,なにやらチョロチョロと動く物体を発見。
ありゃなんだ!?と思い,よく見ていると,そやつが私の方にスルスルっと接近してきて,ハタと立ち止まりました。
最初はでっかいネズミ(もちろん黒くて耳のでかい奴じゃないですよ)かと思ったのですが……。
対面したそのお相手とは…,リスでした。
お見合い時間はおおよそ3秒程度で,そのまま草葉の影へと姿を消してしまいました。
マンションが立ち並ぶ住宅街にリスとは,妙な組み合わせだと思われるでしょう。
その話って,本当なの?と思われる方もいるでしょう。
しかし,そこの住宅街の道を挟んで反対側は,木々が多い茂る森が広がっているようなところなんですよ。
……と,ここで回想シーン。
私が現在住んでいるところは,区画整理事業によって山を切り崩して住宅地にしたところです。
以前は,現在住んでいるところから100メートルくらい離れたところに住んでいて,当時家の周りは山と木々に覆われていて,タヌキやウズラが出没するようなところでした。
夜遅くに車で家に帰ってくると,家の前にタヌキがたむろしていることもしばしば…。
タヌキの目がヘッドライトの光に反射して,
(^☆ω☆^)きらーん
と光ったりして…。
そういやあ,ヌシのように居座っていた野良猫もいましたね。
まわりの家からエサをもらっていたせいで,飼い猫並みに毛並みが良かったです。
あまりなつかなかったのですが,エサだけはしっかり要求してきやがるんですよ。
しかも,かわいらしい鳴き声で。
そのくせ,エサをやろうとそばに置こうとすると,爪で人の手を引っかいて奪おうとするんですね。
まあ,今で言うところのツンデレってやつですかね。
しかし,宅地造成の影響でタヌキもウズラも野良猫もいなくなってしまい,まわりから「野生の息吹」が駆逐されてしまいました。
スタジオジブリのアニメで『平成狸合戦ぽんぽこ』(舞台は東京都多摩市を中心とする多摩ニュータウン)という作品がありますが,このアニメと同じように人間の居住区域が拡大されるにしたがって,タヌキたちは自分たちの住処を失っていってしまったのです。
ひと時のリスとの邂逅によって,久々にこのようなことを思い出してしまいました。
濡れそぼったリスの姿は,なんとなく弱々しく消えていく「野生の息吹」を象徴するような気がしてしまいました。
戸塚というところは,横浜からJR東海道線で約9分というところにありながら,わりと自然が豊かで。駅からちょっと西に行くと緑がより色濃くなっていきます。
そのような緑に囲まれた良好な自然環境の中に明治学院大学のキャンパスがあります。
ところがですね,このキャンパス駅から遠いんですよ。
雨が降っているのにもかかわらず,私は時間に余裕があったので歩いて往復しましたが,徒歩だと片道30~40分ぐらいかかります。
まあ,いい運動にはなりましたが…。
さて,その大学からの帰り道。
マンションが立ち並ぶ通りの交差点に差し掛かったとき,なにやらチョロチョロと動く物体を発見。
ありゃなんだ!?と思い,よく見ていると,そやつが私の方にスルスルっと接近してきて,ハタと立ち止まりました。
最初はでっかいネズミ(もちろん黒くて耳のでかい奴じゃないですよ)かと思ったのですが……。
対面したそのお相手とは…,リスでした。
お見合い時間はおおよそ3秒程度で,そのまま草葉の影へと姿を消してしまいました。
マンションが立ち並ぶ住宅街にリスとは,妙な組み合わせだと思われるでしょう。
その話って,本当なの?と思われる方もいるでしょう。
しかし,そこの住宅街の道を挟んで反対側は,木々が多い茂る森が広がっているようなところなんですよ。
……と,ここで回想シーン。
私が現在住んでいるところは,区画整理事業によって山を切り崩して住宅地にしたところです。
以前は,現在住んでいるところから100メートルくらい離れたところに住んでいて,当時家の周りは山と木々に覆われていて,タヌキやウズラが出没するようなところでした。
夜遅くに車で家に帰ってくると,家の前にタヌキがたむろしていることもしばしば…。
タヌキの目がヘッドライトの光に反射して,
(^☆ω☆^)きらーん
と光ったりして…。
そういやあ,ヌシのように居座っていた野良猫もいましたね。
まわりの家からエサをもらっていたせいで,飼い猫並みに毛並みが良かったです。
あまりなつかなかったのですが,エサだけはしっかり要求してきやがるんですよ。
しかも,かわいらしい鳴き声で。
そのくせ,エサをやろうとそばに置こうとすると,爪で人の手を引っかいて奪おうとするんですね。
まあ,今で言うところのツンデレってやつですかね。
しかし,宅地造成の影響でタヌキもウズラも野良猫もいなくなってしまい,まわりから「野生の息吹」が駆逐されてしまいました。
スタジオジブリのアニメで『平成狸合戦ぽんぽこ』(舞台は東京都多摩市を中心とする多摩ニュータウン)という作品がありますが,このアニメと同じように人間の居住区域が拡大されるにしたがって,タヌキたちは自分たちの住処を失っていってしまったのです。
ひと時のリスとの邂逅によって,久々にこのようなことを思い出してしまいました。
濡れそぼったリスの姿は,なんとなく弱々しく消えていく「野生の息吹」を象徴するような気がしてしまいました。
by mmwsp03f
| 2010-05-23 21:24
| 日々雑感